teoktyma の HAIKU(俳句)

気の向くままにHAIKU

ペースメーカー効果

まさか自分がペースメーカーの世話になるとは思わなかった。

恵庭で糖尿病が発症して以来、血圧を測るといつも高めで高血圧薬

を処方された。

160mmHg/80mmHgなら良い方で、180/100の時はリハビリ受診は中止。

南部病院で長年、半年ごとの定期的観察を受けていた。

今年になって突然、その血圧検査中に脈波異常が観察された。

通常70位あるのに35しかない。

心房の半分が働いていないと、容易に分かる。 

即入院。仮ペースメーカー試験装着の後、本物を埋め込む手術を受けた。

元来5年毎など定期的に電池交換が必要だが、技術進歩により現在は電池交換は10年以上先だという。

装着以来、劇的に効果があったのは血圧である。

スマートウオッチで毎日血圧と脈波を測っているが1週間平均で血圧が127/63である。

今までずっと不整脈のために血圧が高かったのであろうと分かる。

高校の時、学校から長門湯本の大寧時まで片道3kmくらいのコースが走れなかったし、九州久留米で大学の山岳部の定期訓練で、15㎏くらいのリュックを担いで宝満山までの山岳縦走が完全には出来なかったし、恵庭の入院中の病院の許可を得て、隣のスポーツセンターで毎日泳いだが、kmと云うほど息切れで続かなかった等、後で考えると思い当たることばかり。

息切れの故分かっても身は片輪

うつしみの吾がなかにあるくるしみは白ひげとなりてあらはるるなり  茂吉

汗いでてなお目ざめいる夜は暗しうつつは深し蝿の飛ぶおと  茂吉