teoktyma の HAIKU(俳句)

気の向くままにHAIKU

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋の日ざかり

暑い昼下がり、カートで北公園上の道を日蔭を拾って通りかかる。 ふと、秋の風の気配を感じる。 見上げれば、春先に黄色の花を付けるミモザの木の葉が、一斉に裏白く光り、そのお隣の百日紅の白い花が揺れる。 ミモザの葉一斉に翻り秋の白 百日紅花白くして…

カート人生

ヨボジイがカート上だけ勇ましく マイカート雨降りお月さんに出番なし カートありクッションは無しマイライフ 約5年4300㎞のカート旅 カートは車ではないと言う男

ペースメーカー効果

まさか自分がペースメーカーの世話になるとは思わなかった。 恵庭で糖尿病が発症して以来、血圧を測るといつも高めで高血圧薬 を処方された。 160mmHg/80mmHgなら良い方で、180/100の時はリハビリ受診は中止。 南部病院で長年、半年ごとの定期的観察を受け…

宿題忘れた3年生

国民学校3年生から担任の先生は、坊主頭の青年団長みたいな前田利朝先生になった。 宿題を忘れてきた子は全員教団前に立たされ、先生は2人ずつそれぞれの頭をゴツンと目から火が出るほどカチ合わせた。 列の外れに残った僕のぶっつけ相手は壁の柱だった。 …

あの敗戦の日は晴天で爽やかな日だった。

南山の高射の陣地見学す竹竿先の模型機に兵士が叫ぶ高度3000角度20 開け放つ防空壕前サンルーム南山からの西窓風に玉音ラジオの音定まらず 東大門の影見ゆ北の街々に俄かに起こる鮮人のマンセー(万歳!)の音

すべて戦い敗戦記念日

裏庭の石炭庫より望む南山高射隊サーチライトは2等兵の父発するか 音もせでサーチライトで夜空に光るB29編隊に迎え撃つ心の高射砲バーンバン ラジオは雑音交じりに鳴っているさっきより飛ぶ赤トンボ町に急降下黒煙 凍るほどキリリと冷やす焼酎は俎上の鯉の鯉…

日焼け sunburn

カート老の日焼け細右手にもスマートウオッチ On sunburn thin right hand too Of an old cart man Wore a smart watch